68ユーザーの黄金週間!
第3回フェスタ・68レポート
@2000/05/04 秋葉原・損保会館2F
電脳倶楽部編集部 山口 光樹
第1回、第2回と好評を博してきた X680x0 だけの同人ソフト/ハ
ードウェア展示即売会「フェスタ・68」が去る5月4日、秋葉原損
保会館にて開催されました。開催も今回で3回目、会場である損保会
館も前回に引き続き2回目ということもあり、特に混乱もなく無事開
催されました。
従来通りの同人ソフト/ハードウェア展示即売、企業スペース(満
開製作所)の出展に加え、今回、初の試みとしてフェスタ・68の公
式カタログが発行されました(背景上側)。これはフェスタ・68準
備会の発行で、当日の会場の案内、出展するサークルのスペースNo
掲載、出展内容の紹介などの即売会カタログとしての基本機能だけに
とどまらず、ホームページを持つサークルのURL紹介、各種読み物
等「読んで楽しめる」内容になっています。目次はざっと以下のよう
になっています。
・ごあいさつ
・「フェスタ・68」準備会からのお願い
・満開がいまヤ○イ!!
満開製作所インタビュー記事。
・「フェスタ・68」の過去と未来
主催者が語る「フェスタ・68」開催までの経緯、開催
時の内幕など。
・電源補完計画始動
電源の壊れた X68000XVI にATX電源を接続する製作
記事。
・X68の思い出
X680x0 購入までの経緯や購入後の X680x0 ライフにつ
いて語ったページ。
・X680x0 の開発環境を整える
GCC+LIBC で X680x0 の開発環境を整えるためのノウハ
ウを紹介。環境変数の設定や GCC/LIBC のバージョンによ
る細かい対応表など。
・x68kクリエータにインタビュー!
X680x0 で音楽を製作している同人ソフトサークル
GXsystem の S.Kamizeki 氏へのインタビュー。
・あるスタッフの奮闘記
X680x0 に出会うまでのパソコン遍歴を綴る。
・「オリゲーフェスタin秋葉原」のお知らせ!
等、当日のお供としてだけでなく、後日読んで楽しめるような作り
になっています。
▼ 今回入手した品々の数々
・漢料理~食CD(食べられません)~
題名通りの食に関するディスクマガジン。秋葉原周辺の食べ歩き、
毒物飲料の紹介、CCさくらカレー試食会等。X680x0 関係ではドリ
ームキャスト用ビジュアルメモリを作成する、X680x0 にATX電源
を接続する(図解入り)、YAT フォーマットによる動画データ圧縮
におけるノウハウやフォーマット紹介などなど。
・68通信DX
電気通信大学X680x0同好会による各種ゲームセットCD-ROM。ポリゴ
ンによる易占い、アクションパズルゲーム「φ」、横スクロールシュ
ーティングゲーム、マインスイーパー等。
・GROUNDZERO CD02
その筋で有名な OCHO 氏参加の音楽CD。ガバ(かつてロッテクル
ダムテクノと呼ばれたテクノの一分野)中心。全て X680x0 内蔵音源
+ZMUSICで作っているそうです。
・「あの、素晴らしい制作過程をもう一度」
タイトルからも判るとおりかざみみかぜ氏本人による「あの、素晴
らしいをもう一度」の制作記+設定資料集(背景下部)。キャラクタ
ーデザインの秘密やゲームシステムについて、生々しいメモ書き等が
満載の一冊です。
▼ そしてオークション
…と、いつもならレポートはここで終わりなのですが、今回は満開
製作所最後の出展という事もあり、満開製作所の余剰品・不要品のオ
ークションが開催されました。
オークションはまず重い物・高額落札が予想される品を先に入札方
式で、後に細かい品をハンマー方式(挙手して入札)で、入札が行わ
れました。
出展物は以下の通り。
・モニター
・X68030 用ハイメモリ
・ツクモのグラフィックアクセラレーター
・モニター
・1GBハードディスク
・XsimmVI
・イメージユニット
と、ここまでは普通の X680x0 アイテムですが、このオークション
が一味違うのは以下のような物件が出品されることです。
・雷語(未開封新品)
・Mach2(完動・但し無保証・マニュアル/箱無し)
・5インチMOドライブ
・X68000 ACE 生基板(動作せず)
・X68000 CompactXVI 生基板(動作せず)
・電脳倶楽部100号記念ジグソーパズル
等々。ここでしか手に入らない一品(逸品)もあり、オークション
は大変な盛り上がりを見せました。また、オークションの最中に競売
人が挙手して入札する一幕もあり(オークションを行っていた満開製
作所の人間がオークションに参加し)場内で笑いを買っていました。
さらにとどめが、
・X68000 電飾ポップ
で、これは他では絶対に手に入らないという事もあり、¥21,000の
値段で落札されました。
▼ 終わりに
今回は満開製作所最後の出展ということもあってか?第2回の開催
よりも来場者が多く、第1回並の盛り上がりを見せたフェスタ・68
となりました。お忙しいなか開催にこぎ着けた主催者のたもつ氏とス
タッフの方々に感謝申し上げます。
(EOF)